理科(中学生)

 

《私立高校受験の場合》

私立高校の受験科目に理科・社会は含まれていませんが、理科・社会がまったく必要ないというわけではありません。なぜなら、大半の私立高校は、推薦入試や併願といった形で5科目や9科目の内申点を要求するからです。内申点が足りないために推薦に出願できないこともあるという面では、都立よりも内申点が重要視されているとも言えます。さらに、内申点を決定する2学期の定期試験では、理科や社会の試験範囲に1・2年生の内容も多く含まれます。都立受験者と同じように、私立受験者も理科・社会の学習を早く始めることが必要です。

 

《都立高校受験の場合》

都立高校の入試問題の理科・社会は、3年間の内容が満遍なく出題されます。また、単元をまたいだ融合問題や、学校の授業でもまったく触れられていない資料を使った問題も出題されます。そのため、学校の成績が4、5でも、入試問題を解いてみたら50点も取れないということがよくあります。

また、定期テストの勉強のように、試験の直前に3年間分の学習に相当する知識を詰め込むのは、事実上不可能です。入試に必要な知識を時間をかけて蓄積し、そうやって蓄えた知識を使って応用問題をこなすために、相応の訓練が必要とされています。

 

都立入試ではトップレベルの上位校でも理科、社会の点数に大きく差がつきます。近年その傾向はますます強まっており、理社の得点が合否に多大な影響を及ぼすことがめずらしくなくなりました。理科、社会で安定した得点をとることが都立入試成功の秘訣です。

入試は5科目の合計点で合否が決まります。国数英の3科目以上に時間がかかる理社の学習には早めの準備が必要です。

 

《養哲塾の理科・社会》

「理科・社会は暗記するだけなのに、なぜうちの子供はできないのか」よく耳にする言葉です。しかし、中学生にとって、理社2科目で3年間に学習する内容は膨大です。ただ丸暗記しようと思ってもなかなかできるものではありません。大切なことは、構造やしくみを理解して「何を・どうやって・どのくらい」覚えればよいのかを理解した上で、知識を整理していくことです。養哲塾の理科・社会の授業では、知識の整理法そのものが洗練されていきます。また、生徒と教師とのやり取りの中、理科では様々な事象の原理をつかむ、社会ではAとBの因果関係を読み取るなど、生徒自身が頭を働かせ、状況に応じて「使える知識」の習得を目指します。