養哲塾講師の伊藤先生(現都立大)は生物が大好きで、今も大学で生物の研究を熱心に行っています。中学2年生の時、養哲塾の受験情報説明会に参加しました。その時講演していただいたのが今週末に受験情報説明会にて講演される坂庭先生です。『生物の多様性と共通性』にとても刺激をうけたそうです。【都立西高等学校 元主幹 坂庭眞吾先生(都立国立高校、都立小石川中等教育学校にて講師。元都立西高校主幹)】
そんな伊藤先生からのメッセージです。
蛾の食事をする時間帯は?
蛾は主に花の蜜を吸って生きていますが、一日のどの時間帯で食事をしているのでしょうか。蛾の種類によって時間帯は異なるのでしょうか。大学でそんなことを研究しています。
小中学生の頃から理科の授業が大好きでした。
近くを流れている川で魚を捕まえたり、ひたすらダンゴムシの観察をしたり。多摩動物公園も何度も行きました。特に昆虫館。
今、あらためて感じるのは、理科だけでなく数学も英語も、勉強はほんとうにいろいろな事につながっているということです。実験内容は理科的なことですが、データの解析に数学も必要ですし、外国の論文を読むために英語も必要です。社会の地理で学んだことも、動物の生態にはかなり関わってきます。
昨年アメリカの小さな学会でこれまでの研究成果を発表する機会がありました。世界各国から集まった研究者たちと色んな情報交換ができ大変刺激的でした。もちろん発表は英語でしなければなりません。質問も全て英語です。
生物に興味のある小中学生へ
生物にまつわる体験が大事だと思います。
動物園に通うのもいいですし、河原で遊ぶのも山へ行くのもとてもよいと思います。自然の世界は知らないことで満ち溢れています。何より大切なのはそこで感じた疑問や不思議に思ったことを追求し続けることです。他の学問もそうかもしれませんが、好奇心は持続すると、次から次へと知りたいことが出てきて勉強が苦でなくなります。ぜひ好奇心をもって勉強に取り組んでください。(伊藤 )
坂庭先生は今週末に行われる第2回受験情報説明会においてもご講演いただきます。教育現場の最前線でご活躍される先生の生の声が聞ける絶好の機会となっております。ぜひご参加ください。