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汗と涙の夏期講習 2023/06/16

汗と涙の夏期講習

★高円寺教室のKさん。講習が終わると一晩で一気に“夏期講習奮戦記”を自ら進んで書いてくれました。国語が大の苦手だったKさんの隠れた才能が爆発した文章です。独断と偏見に満ちていますが、今でも養哲塾の夏期講習の雰囲気を正確に伝えていると思います。この夏、養哲塾の夏期講習を受けるみなさんの参考になればと思います。

先生たちの成績表

第1期

総整理 英語
 当時はまだ全クラス中学1、2年の総復習。「まだ、大変じゃないね、“夏を制す者は受験を制す”って言うけどこんなので平気なの」という声が、どこからか入ってきました。しかし、そんなのはまだ心優しい先生に当たった人。大きな声じゃ言えないけどKO先生は宿題を無茶苦茶出すは、小テストはするはで生徒を泣かせ。YI先生は、「このテキストを5日間でやるのは無理だから焦らずにやりましょう。」と生徒を喜ばせ感謝された。先生によっていろいろでした。
総整理 数学
 ここも1、2年の総復習。「英語があれなら、数学も簡単かな」と考えた私たちが無知だった。英語は辞書を引けば何とかわかる。しかし数学は、自分の頭をどれだけ使うことができるかが勝負の分かれ道。私たちはそのことを察し、塾でせっせと宿題を解いて帰りました。このころ先生たちはと言うと、楽しそうにしゃべっていました。そして授業では、またまたKO先生はとーってもわかりやすい授業をし、SS先生は比較的少ない宿題を私たちに与えてくれて皆に感謝されていました。

第2期

国語・文法
 「なぜ5日ぶっ通しで文法をやらなきゃいけないの」と言うほど文法づくめの毎日。それに加えて朝10時から、早起きをしなくてはなりません。けれども当たった先生が良かったのか、まだ体力があったせいか、さほどつらくありませんでした。
英語・練成
 ここから皆元気がなくなり、しまいには塾の床に寝っ転がってしまう程。この風景を見たさすがのMI先生も私たちに快く(?)、10番教室を提供してくださいました。そんなこんなでも授業は続けられます。それでもトップクラスだけいきなり3年生の予習・復習から入るのだからこのクラスの人は、目がうつろになっていきました。そして、またまた変人KO先生のクラスでは、みんな(?)おかしくなりそうになっていました(私だけという話もあるけど)。
国語・読解
 文法と違ってここからは、読解オンリー。国語大嫌い人間にしか分からない、長く苦しい5日間。ここでは、再び優しいKH先生のお世話になった人も多いはず。
数学・練成
 ここは、数学大好き人間でも逃げ出したくなりました。なぜって、私達のクラスのテキストは、全部3年生の内容。それも難問ばかり。できるはずの問題も解けずに思わず涙しました。数学を解くことに自信をなくし、半分以上おかしくなっていて、ただただヘラヘラ笑いながら連日のように徹夜で問題を解いていました。もう禁断症状。あのKO先生にもおかしいと言われ、私は傷ついた(半分うそ)。授業中には、隣のクラスからの笑い声はいやでも聞こえてきます。私達のクラスは何なんだ。それに加えて先生もおかしくなり始めました。東大生のあの、DK先生まで「ドナ ドナ」を歌い出してしまい(それも授業中に)もう誰も秀才先生たちを止められない状態にありました。(あのMI先生でさえ止められなかった。)

第3期

続きましては、夏期講習後半戦
 ここでは、休み明けのせいもあって、いきいきしている人と、目がいっちゃっている人のどちらかに先生達全員を区別できました。
 いきいきしていた人
YF先生 KH先生 KW先生(疲れを知らない)
KA先生(新婚だから) SS先生(いつも元気)
 目がいっちゃってた人
KO先生(いつも) NT先生
AK先生(なぜか疲れていた)TN先生
理科
 休み明けで気分をリフレッシュしたところで、やる事盛りだくさんの理科の始まり。しかし、いくら秀才の先生達でも今までの総復習はできません。ここでは、化学・物理に的を絞り着々と力を付けさせられました。もうあきらめたのか、先生達は、宿題を死ぬほど出すのをやめ、淡々と授業をしていました。SS先生が、定刻通り授業をしていたのにもかかわらず、いつもの癖がでたのかTN先生の授業が終わるのは、いつも10~20分遅れ。その結末から言うと昼ご飯は流し込み、お茶も飲まずに午後の授業。「少しは休ませてくれー!」という生徒達の悲鳴が聞こえてきました。

英語・総合
 もう、この5日間のことは思い出したくないですね。いきなり渡された[文法パターン練成発展編]の中には、160ページにわたる過去に出された有名難関私立校の問題。見た瞬間、クラスのほとんどの生徒は「これを本当に5日間でやるの?KH先生?」と確かめたほど。そんなテキストから毎日、10ページ近い宿題が出るのです。そして、次の日の抜き打ちテストを含む小テスト。もう誰もがお手上げ、連日徹夜状態。しまいには、目の下に「くま」ができてしまった。
社会
 これも理科同様、全部やらないと思っていたら、考えが甘かった。最初から補助教材で授業が行われ、全過程を習いました。この先生達は超人的ですね。

数学・総合
 夏期講習最後のコース。すごくはりきっているSS先生。習うのは「三平方の定理」「円の性質」「二次関数」だけ。この三拍子そろったら、もう勉強せざるを得ないでしょう。私達生徒は、SS先生のペースに巻き込まれながら勉強しました。
 「円の性質」では、私はまたまた思わず涙しました。きっとまわりが出来て私一人だけが出来ないという悔しさと、先生が一生懸命教えてくれているのに、半分理解したのだか、理解していないのだか分からない自分に腹が立ったのでしょう。あのときは本当にすごく悔しかった。
 何だかんだ言って勉強した30日間。勉強している中で大声で笑ったり、先生たちに怒られたりもしたし、泣きもした。そんななかで、私達は、先生からいろんなことを学び、吸収した。
 学校では習えない何かが夏期講習の中にあったと思う。今回の講習がただ単に「偏差値」を上げるためだけのものにならなくてとても良かったと思う。夏期講習が終わって何か悲しいような物足りない気もするけど、この30日間で学んだことは、絶対に忘れないと思う。

私達自慢の秀才教師たち
最初に!この先生たちを知らない人は、養哲塾のもぐり
 YF先生
 塾で一番の頭(体力?)を持ち、その立場も責任者。しかし、授業が終わればその立場は一変し、一気に塾内をきれいにしようとはりきるさすらいの掃除人。見かけによらず(失礼)運動神経がよく怒らすと誰もこの先生を止めることができない。近頃3年生から人気急上昇中。
 KH先生
 渋くて優しい、お父さんタイプ。講習中はとても分かりやすい密度の濃い授業を私達に提供してくれました。授業外でも私達が悩んでいると、天の声で解き方をつぶやいてくれました。
 YI先生
 外見は、無口でまじめ。本当もまじめで無口。まじな顔して生徒たちにボケをかましてくれる。かめばかむほど味が出る「スルメ」のような人。
 TW先生
 いつも自転車で(それもハダシ)来る。変わったものを持ち歩いている独り者。この人はいろんなことを知っている。夏期講習中は、ずっと小学生を相手に知力、体力、忍耐力で授業をくりひろげていた。
 EI先生
 女みたいな名前をしているが、この人は「男」である。いつも笑顔を絶やさず、一生懸命授業をしている。

 KA先生
 奥さんが、結構美人な新婚さん。生徒が、ふざけて「A先生、奥さん元気?」などと言うとたちまち、顔を真っ赤にしてしまう。かなり、からかいがいのある人。
 KS先生
 社会科のことならなんでも(?)OKなすごい人。夏期講習社会では、生徒を定刻より40分早く来させる気のいれよう。
 KO先生
 関西人でもないのに関西弁を使ったり、変人扱いされるのを好んだりする独り言の多い変わった人。この人の数学の教え方がうまいのは認める。けれども、夏期講習で英語の宿題の出し方は血も涙もない。テキストから1日最低10ページの宿題。次の日の小テスト。しかし、このような作業をちゃんとこなした人の英語力は確実にUP(すると思う)。
 NT先生
 自称:足は短いが、サッカーはうまい。英語を教えるのが抜群にうまい。口でも多くを語るが、それ以上に目が多くを語っている。
 MA先生
 正真正銘の関西人。良くしゃべり、良くリアクションする一緒にずっといたら楽しそうな人。夏の間は、フィリピンに合宿にいっていたようだ。
 DK先生
 見かけ恐そうだけれども、話をするととても楽しい東大生。この先生もYF同様、怒らすとメチャクチャに切れると思う。講習中、生徒が疲れてばてていたにもかかわらず、ずっと元気にSS先生としゃべっていた。
 KO先生
 見た目がお坊ちゃんだが、中身もお坊ちゃん。そのくせして、まるで酔っ払いように人に絡んでくる。そんなKO先生も授業中は、とても元気らしい。(MI先生のお話)

 AK先生
 人と話すときに、相手の顔をちゃんと見れない自称小心者。いつも、高そうなものを持っている。そして、しょっちゅう手を洗っている。
 SS先生
 授業の教え方がとてもうまくて分かりやすいと3年生で評判。しゃべること1つ1つに説得力があり「これはこうなんだから、絶対に覚えろ」とこの先生に言われると、それを覚えなくてはならないという気になる不思議な人。普段は無口だがしゃべるとおもしろい人。講習の総合コースでは、私達をグイグイひっぱって授業を進めてくれた。
 MI先生
 やはり締めはこの人しかいないでしょう。養哲一変な人。この人こそ、陰で養哲をしきる女。見た目は恐そうだけども、本当に恐い。今までずっと、歳を偽ってきた自称16才。ここまで来ると誰もが呆れてしまう。誰が、彼女のことを救えるかがこれからの見ものとなりそうだ。

★ この内容について、意見・文句がある方(先生方でもOK)は、高円寺教室 石井まで。
なお、私たちには責任等は一切ありません。
製作協力 中3女子 他4名 匿名希望