養哲塾の英語の授業は、前回出した宿題の答え合わせから始まります。
「宿題は出すけれど、授業では答え合わせをしない」
そのような塾もあるようです。しかし養哲塾では、宿題は出して終わりではありません。それがスタートです。生徒がどこまで理解できているのか、どこでつまずいているのかを確認するために、基本的に宿題の答え合わせを次の授業で全問行います。ここにゼミスタイル授業の一端が表れていると感じる養哲塾海野です。
前回学習した内容が本当に定着しているのか。そこを見極め、その場で不足している部分を補い、解決する。養哲塾の「答え合わせ」とはそうした過程を通じて、学習内容の本質をより深くとらえていく時間です。
養哲塾では、同じくらいの学力・成績の生徒でクラスを編成しています。そのため、ある生徒が間違えた問題は、他の生徒にとっても理解があいまいな可能性があります。間違いは恥ずかしいものではなく、クラス全体の理解を深めるための大切なきっかけです(第2回「間違いは宝だ」参照)。
正解できた生徒に『どうやってその答えを出したのか』と尋ねる。生徒が自分の思考をたどり、言葉にしようとする。その過程で、間違えた他の生徒は、正解までのプロセスを目の当たりにします。一方、説明を求められた側も、答えは出せても『なぜその答えなのか』と聞かれると、言葉に詰まることがあります。そこで『どのようにして考えましたか』と一緒に筋道をたどり直す。そうすることで、生徒自身が『ああ、ここでこう考えたんだ』と気づく。自分の思考を再認識する。その過程の中に、本当の学力が育まれるのです。
このような授業を通して、間違えた生徒の理解が深まるだけでなく、正解した生徒も「なんとなく解けた」状態から、「理由を正確に説明できる」状態へと成長していきます。ここで身につく説明力は、入試問題の他教科の記述問題にもつながる本質的な力です。

養哲塾の授業は、みんなで話し合って解き方を確認し、ノートにまとめて終わる授業ではありません。少人数制の特長を生かし、授業時間内の演習量をしっかり確保しています。
宿題の「答え合わせ」と呼んではいますが、実際には英語の総合演習の時間です。
穴埋め問題でも、並べ替え問題でも、答えだけを確認して終わりにはしません。
「答えはアです」
「並べ替えはイエアウです」
という形ではなく、問題に出てきた英文を一文しっかり音読してもらいます。
英語は、黙って問題を解くだけで十分に身につくものでしょうか。実際に英文を声に出し、文の形を体で覚えていくことが、理解と定着には欠かせません。
この音読の積み重ねは、都立自校作成校や難関私立高校の入試で出題される英語超長文を読み解く力となり、また冬に実施されるスピーキングテスト対策にもつながります。
養哲塾の講師は、授業中にできるだけ多く生徒に答えてもらうことを心がけています。目安として、1分に1回は生徒に当てて答えてもらう授業を意識しています。
90分授業であれば、少なくとも90回。
1クラス6人の場合、1人あたり15回ほど答える機会がある計算です。
実際の授業では、90分で100回以上生徒に答えてもらうこともあります。
大人数の授業では、ただ座って聞いているだけの時間が長くなりがちです。しかし養哲塾の少人数制授業では、生徒一人ひとりが何度も当たり、考え、答え、説明し、音読します。
そのため、生徒の頭は授業中ずっとフル回転です。
この緊張感と集中力、そして豊富な演習量こそが、成績向上につながっていきます。

養哲塾の英語授業は、宿題の答え合わせを通して理解度を確認し、説明力を育て、音読量と演習量を確保する授業です。
少人数制であること。
能力別クラスであること。
そして、生徒一人ひとりに何度も発言の機会があること。
これらが合わさることで、ただ聞くだけではない、参加型の英語授業が実現します。
養哲塾は、宿題を出して終わりにはしません。
生徒が本当に理解し、自分の力で使えるようになるまで、授業の中で丁寧に確認し、鍛えていきます。
つづく