養哲塾では、少人数制によるゼミスタイルの授業を行っています。
しかし、「ゼミスタイル」と言っても、実際にどのような授業なのかは、外からはなかなか伝わりにくいかもしれません。保護者の方からご質問をいただくことも多いため、今回は、養哲塾が大切にしているゼミスタイルの考え方について、あらためてご紹介したいと思います。
養哲塾の酒井です。日々の授業の中で私たちが何を大切にしているのか、その一端をお伝えできれば幸いです。


ゼミスタイルの本質
養哲塾のゼミスタイルは、単に少人数で授業を行うことを意味するものではありません。その本質は、生徒との対話を通して、一人ひとりの理解の段階、思考の特長、そして伸ばすべき力を的確に捉え、その能力を最大限に引き出すことにあります。
私たちが目指しているのは、教師が一方的に知識や解法を与える講義型の授業ではありません。問いかけに対して考える。答える。迷う。言い直す。さらに考える。そうした往復の中で、生徒は受け身で知識を受け取るのではなく、自分の頭を使って学びに参加するようになることです。
養哲塾が大切にしているのは、この「参加する学び」であり、そこに対話型授業の本質があります。
講義型授業の弱点
講義型の授業は、一見すると効率的に見えるかもしれません。しかし、教師が説明し、生徒がそれを聞くだけでは、理解はどうしても表面的なものになりがちです。その場では分かったつもりになっていても、実際に自分で考え、使おうとしたときには通用しない。講義型の授業の弱点は、まさにそこにあります。知識は、聞いただけでは定着しません。自分で考え、言葉にし、確認し、修正する過程を経てはじめて、本当の理解へと変わっていきます。


少人数・能力別だからできること
だからこそ養哲塾では、1クラス最大7名の少人数制と能力別クラス編成を徹底しています。
これによって、生徒一人ひとりの反応を丁寧に受けとめ、その場で問いを返し、理解を深めていくことが可能になります。十分に理解している生徒が退屈することなく、まだ理解が不十分な生徒が置き去りにされることもない。それぞれに合った水準の中で対話が成立するからこそ、生徒は思考を止めずに学び続けることができます。
対話が理解を深める
また、対話の価値は、単に正答へ導くことにあるのではありません。なぜそう考えたのか。どこで迷ったのか。なぜその答えになったのか。そうした思考の過程を言葉にすることで、生徒自身もまた、自らの理解を確かめ、深めていきます。教師はそこに表れる反応を見ながら、何を定着させるべきか、どこをさらに掘り下げるべきかを判断します。
生徒の中にある力を育てる
この往復があるからこそ、授業は単なる説明ではなく、一人ひとりの力を鍛え上げる場になります。対話を通して、生徒の中にある理解の芽を見つけ、それをより深く、より確かな力へと育てていく。それが養哲塾のゼミスタイルです。
つづく

