春の読書キャンペーン 養哲塾の教師たちの推薦図書集

春の読書キャンペーン 養哲塾の教師たちの推薦図書集 2020/03/06

田中先生(国分寺教室・東京外大)

「こころ」(夏目漱石)
中3向け
硬めの文章で、高校生で扱われるために、中学生には少々難しいかもしれません。
しかしこの本を2度目に読んだ時、震えたあの瞬間‥。壮絶な読書体験でした。
国立高校時代の国語の授業で扱われ、最も熱中したもののうちのひとつです。この本をきっかけにわたしの中で日本文学への門戸が開かれました。

「わたし8歳、職業、家事使用人」(日下部尚徳)
全学年向け

みなさんは、8歳の頃何をしていましたか?
バングラデシュという国では少なくない数の子供たちが親元を離れ、知らない人のうちでお手伝いさんとして朝から晩まで住み込みで働いています。眠るのはキッチンの床。学校には通わせてもらえません。

これを聞いてどう思いますか?可哀想にと思うでしょうか。
しかし事情は決して単純ではありません。

世界で起きている貧困問題、児童労働の問題などについて、遠い国で起きている関係のないことだとするのではなく「正しく知る、そして考える」ということが大切だと個人的には思っています。
問題そのものを知り、背景を知り、そして考えることが必要だと思うのです。
わたしはその考えが、「彼ら彼女らを助けるべきだ」であっても「助ける責任はないんじゃないか」であっても構わないと思っています。ただ、世界で起きていることを知らないことはあまりにも悲しくて寂しいことだなと思います。
この本は研究者の方が書いたものですが、子供向けにわかりやすく書かれています。ぜひこの機会に。

「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ)
全学年向け

「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ」

本屋大賞受賞作。
読み終わった時に幸せな気持ちになれる、心がぽかぽかとしてくる本です。家族と過ごす時間が多い今だからこそ読んで欲しい一冊。

直木賞、芥川賞と比較して本屋大賞は読みやすい本揃いのイメージですので、本を選ぶ時に参考にするのもおすすめです。わたしは毎年発表されるたびに読んでいます。今年も発表が楽しみ!

葛城先生

「立ち上がれ日本人」  マハティール・モハマド(新潮新書) 手に入りやすさ:△

90歳を過ぎて再びマレーシアの首相になったマハティールのかつてのスピーチを集めた本。修学旅行でマレーシアに来た都立国際高校の生徒達を訪問し、(見た目チャラい)彼らをして「こんなことを伝えてくれた大人はいなかった」と感涙させたというスピーチも出てくる。

「オール1の落ちこぼれ、教師になる」  宮本延春(角川文庫) 手に入りやすさ:○

中学時代に内申がオール1だった筆者の体験談。九九もできないくらいなので高校へは行かずに働き始めた筆者だが、不幸なことに18歳までに両親ともなくなる。しかし、このあとの人間関係には素晴らしく恵まれる。その影響で20代で物理の魅力に目覚め、定時制高校に入学して猛勉強。数年後、超難関の名古屋大学に合格する・・・。とてもやさしい文章で書かれているので小学校高学年でも読めます。どんなに勉強が苦手な人でもこれを読めば勇気が出るはず。

「だれも知らない小さな国」  佐藤さとる(講談社文庫) 手に入りやすさ:◎

小さい人(コロボックル)たちと主人公との出会いと交流を描く。小5で初めて読んで以来、私にとってある意味バイブル。この本を読んでからというもの、中学生くらいまで、自分の周りにもコロボックルがいるはずだと本気で周囲を気にしていた。あの有川浩(現在「有川ひろ」に改名)も私と同様の体験を自著で書いている。シリーズものの1作目にあたり、3作目の「星から落ちた小さな人」もおすすめ。

「スローカーブを、もう一球」  山際淳司(角川文庫) 手に入りやすさ:△

野球、ボート、ボクシング、スカッシュ、高飛びなどを題材にしたスポーツ・ノンフィクション短編集。超有名な『江夏の21球』も収録されているが、全く無名の選手を主人公にした『たった一人のオリンピック』も個人的には興味深かった。超難関高校出身だが受験では挫折した大学生が、ある日思い立ってオリンピックを目指す話。どうすれば短期間でオリンピック日本代表になれるか、持ち前の頭脳を使い全く経験のない競技を始め、本当に数年で日本代表まで上りつめるのだが・・・。

「木に学べ 法隆寺・薬師寺の美」  西岡常一(小学館文庫) 手に入りやすさ:△

最後の宮大工(寺社専門の大工)棟梁ともいわれた筆者。はるか千年先をみすえて木を組み、塔を建てる。性質を見極め、それを最大限に活かす・・・これは木に向かう際のみならず人に向かう際の姿勢でもある。千数百年脈々と受け継がれた知識、教えに圧倒される。日本人ならぜひ読みたい本である。修学旅行に行く前に読んでおくと、実物を目の当たりにした時の感慨が違ってくるのでは。

「田宮模型の仕事」  田宮俊作(文春文庫) 手に入りやすさ:△

世界が認める日本製品の中に、隠れ世界一のモノとして「プラモデル」がある。その業界の中でも圧倒的なトップがTAMIYA(田宮模型)だ。その理由がこの本の中に詰まっている。プラモデルとしての新製品開発のために、わざわざポルシェの新車を購入し即、解体。元に戻せなくなって専門の修理屋さんを呼んで怒られる話など秀逸のエピソードも満載。日本のメーカーの研究魂とモノづくりにかける情熱がヒシヒシと伝わってくる。

「名著講義」  藤原正彦(文春文庫) 手に入りやすさ:△

数学者である筆者(西高出身です)のお茶の水女子大教授時代のゼミ授業を再現した本。毎回1冊の本をテーマに授業は進む。テーマに上るそれぞれの本自体にも注目だが、それらの本を通した筆者と学生とのやりとりが実に素晴らしいし、感動的でさえある。

「流れ星は生きている」  藤原てい(中公文庫) 手に入りやすさ:◎

戦後の大ベストセラーであり、現在まで続くロングセラー。筆者は上記藤原正彦の母であり、有名作家新田次郎の妻でもある。敗戦直後、満州から幼い3人の子を連れて日本に引き揚げるまでの壮絶な実話。藤原正彦が生きて立派な学者にまでなったのが奇跡に思えてくる。かつてこのような体験をした人たちがいてくれたおかげで、今私たちが生きているのだと知るのによい機会になる。

 

端山先生(東大・法科大学院)

【FACTFULNESS】事実に基づく考察で思い込みを打破しよう。

【夜行】普通におもしろいです。

【春にして君を離れ】幸せとは何か、考えさせられる小説です。

 

石田先生(慶應・法科大学院)

【ジニのパズル】チェ・シル著 朝鮮語を話せない在日韓国人の主人公ジニは、転校先の朝鮮学校での北朝鮮式の生活や習慣に不満を抱き、一人で革命を起こす物語。差別について深く考えさせられる自伝的小説。

【未成年】イアン・マキューアン著 日本でも憲法問題になったエホバの証人の輸血拒否事件のイギリス版。

人を救うのは信仰か医療か、これに向き合う女性裁判官と少年とのやり取りや葛藤を通じて深く考えさせられる小説。

【私とは何か】平野啓一郎著 個人の持つ、時と場合によって変化する人格それぞれを“分人”と定義し、分人を用いて私とは何かを考える新書。

【長嶋少年】ねじめ正一著 長嶋茂雄にあこがれる少年が、自身に降りかかる様々な困難や試練に対して、スーパースター長嶋茂雄を心の支えに乗り越えていく成長物語。野球少年必読。

【スリ】中村文則著 面白い。

 

若杉先生(東大・経済学部)

テーマ:身の回りにある物や人が自分にどれほど影響しているか考えさせられる本

【世界から猫が消えたなら】川村元気著

余命幾ばくもない主人公が、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは1日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけられ、言葉通り身の回りのモノを世界から消していく。それによってどう世界が変容してしまうのかを描いた作品です。

【アイネクライネナハトムジーク】伊佐幸太郎著

ひょんなことから出会った誰かとの関わりが、いつかどこかで人生を変えてくれる。出会いのかけがえのなさを学べる作品です。

テーマ:受験生向けに、受験勉強のモチベーションを上げてくれる本

【下剋上受験】桜井信一著

中卒の両親のもとに生まれた一人娘。そんな中で塾に通うことなく父と娘が二人三脚で最難関私立の桜蔭学園を目指すノンフィクション。

死に物狂いで努力して高い目標を見据える意味、夢破れてもその努力は無駄にならないこと等をありありと照らし出した作品です。(個人的に受験生に一番読んで欲しい本です。)

【ビリギャル】坪田信貴著

普通に面白かったです。

 

井坂先生(都立大・都市教養学部法学系)

<小学生や、読書の習慣がない中学生向け>

【THE MANZAI】あさのあつこ著

中学生男子二人が、文化祭で漫才をやろうと仲間とドタバタする物語。普段皆さんが日常生活でもつ微妙な感情の揺らぎを、上手に言語化してくれています。テスト等で、小説の登場人物の心理描写が読み取れない!という人におすすめです。

【エヌ氏の遊園地】星新一著

ごく短い短編小説の詰め合わせです。世の中を皮肉的に捉えたブラックジョークが、モノの見方をより幅広くしてくれます。長い文章が苦手な人が、読書のハードルを下げるのにも役立ちます。

<骨のある文章に挑戦したい人向け>

【虞美人草】夏目漱石著

近代の文章に触れてみてください。登場人物同士の関係性やそれぞれの持つ価値観を正確に理解するには時間がかかるかもしれませんが、後半に差し掛かると物語が非常にスピーディーに動いていきます。ちなみに、結末がなぜこうなったのか、と理由は何通りにも解釈できるので、皆さんなりの答えを聞かせてください。

 

神藏先生(東京学芸大学・教育学部数学科)

【数学ガール シリーズ】結城浩著

数学科出身として数学の本を紹介する使命感に駆られたのでこの本を紹介します。男女二人の会話を通して数学の奥深さを体験できる本です。私はまだ読み終えていません。

【十二国記 シリーズ】小野不由美著

昨年10月に新刊が出ました。ちなみにこの新刊、十二国記シリーズの「黄昏の岸、暁の天」(2001年発売)の完結編として位置づけられていて、物語が幕を閉じないまま、読者は18年もの間新刊を待ち続けました。私もその一人です(18年も待ってはいませんが)。自分がこの本に出会ったのは小学生の時で、自分には難解な表現や漢字が多く、読みづらかったのですが、それを上回るほどの世界観の深さ、登場人物の魅力、物語の構成力があります。皆さんも私と同じように十二国記の沼にはまってください。

 

北田先生(青学大・文学部)

【博士の愛した数式】小川洋子著

記憶が80分しかもたない元数学者と、その家政婦としてやってきた「私」とその息子「ルート」の交流を描く感動作。ページ数も少なく読みやすい。数学が身近でキラキラしたものに見えてくるかも。

【はなとゆめ】沖方丁著

清少納言の語る宮中ロマンス。平安時代の時代のみやびな文化が違和感なくすっと入ってきて親しみが持てるはず。

【パラサイト・イヴ】瀬名秀明著

同名のゲーム原作。あなたが日々使うエネルギーは、細胞の中にいるミトコンドリアが生み出している。人とは別の遺伝子を持っていることから元々は別の生物で、共生することになったという説がある。そのミトコンドリアが反乱を起こしたら、という本格的バイオホラー小説。

 

藤川先生

「4ページミステリー」蒼井上鷹(双葉文庫) <中学生向け> たった4ページに一つのミステリー作品が書かれている短編集です。1話が4ページ分しかないため読みやすいですし、その分書かれていない部分を自分で想像しながら読めて楽しい作品です。

「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉(小学館) <小学生向け>自分が小学生の時に熱中して読んでいた作品です。笑い多めのストーリーの中にしっかりと推理要素もあって推理小説入門編としておすすめです。

「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延(メディアワークス文庫)<中学生向け>様々な文学作品が登場して、作品名・作者名を覚えるだけでも勉強になります。

東野圭吾作品 <中学生向け ※読書好き向け>東野圭吾作品は難しい部分も多少ありますが、どの作品も読んでおくべき作品ばかりです。

 

高木先生

「星の王子さま」(小学4年生〜中学3年生) 世界的に有名なフランスの児童文学です。大人になる前にぜひ一度読んでほしい。新潮文庫から出ている河野万里子先生による訳本が個人的におすすめです。

「ポケット詩集」(小学4年生〜中学3年生) 詩というのは短いけれど、色んなことを考えさせられます。この機会に、選りすぐりの詩が収録された「ポケット詩集」を手に取り自分と向き合ってみるのはいかがでしょうか。

「華氏451度」(中学1年生〜中学3年生) アメリカのSF作家レイ・ブラッドベリによる、本を読むことが禁じられた未来を描いた小説。本を焼き尽くすことが仕事である昇火士(ファイアマン)の一人を主人公に物語が展開されます。なかなか面白いですよ。

「わたしを離さないで」(中学3年生) ノーベル文学賞を受賞した日系イギリス人作家カズオ・イシグロ氏の小説です。臓器提供のために生まれたクローン人間たちの物語。ドラマ化や舞台化がされたりと、日本でも人気の一冊です

 

大西先生

小学生向け

「ハリーポッターと賢者の石」J.K.ローリング.松岡佑子訳. 清山社, 2012, (ハリーポッター文庫, 1).

映画化もされた世界的なベストセラー小説シリーズの第1巻です。普通の少年が実は自分が魔法遣いだったとわかり、魔法世界の学校へ通い、最終的には魔法世界の危機を救うという話です。冒険要素ももちろんですが、魔法世界の学校ならではの授業やイベントの描写が細かくて面白く、まるで自分がその学校に通っているような気分になります。

「二分間の冒険」岡田 淳. 偕成社文庫, 1991.

謎解きありの一気に読める冒険活劇です。

中学生向け

「最後の冒険家」石川 直樹. 最後の冒険家. 集英社, 2011.

自分は大人になってから読みましたが、中学時代に読めばもっと楽しめたのかなと思った本です。熱気球を使った太平洋横断にトライした冒険家のお話です。

 

斉藤先生

中1向け

①『5分に意外な結末』シリーズ 本が苦手な子にオススメ。とにかくたくさん短編が詰まっていて1つ1つのお話も面白いので飽きないと思います。

②『気まぐれロボット』/星新一 ジャンルはSFで、私が読んだ頃よりももっとこの世界に近づいている今ならより楽しい!5p程度の話なのでハードルは低めです。

③西の魔女が死んだ/梨木香歩 不登校になってしまった少女がおばあちゃんと一緒に過ごした”魔女修行”で見つける大事なこと。みんなはどう受け取るでしょう。

④博士の愛した数式/小川洋子 80分しか記憶の持たない数学の研究者である「博士」とお手伝いさん、その息子の「ルート」が過ごす日々。やや長めです。

⑤空色勾玉/萩原規子 日本神話がモチーフのファンタジー小説。冒険、恋愛、色んな要素が入っているので言葉が難しいけどハマったら楽しい!ちなみにシリーズものです。

中2向け

⑥ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ/三上延 大正文学が面白くなる。私はこれを読んでから夏目漱石とか太宰治に対しての苦手意識が薄れた。古書の内容にも触れられる物語です。

⑦ぼくらの七日間戦争/宗田理 厨二心くすぐる。とにかくワクワク感がたまらない!って人にオススメしたい。私はこれがきっかけで読書にのめり込んだ過去があります。

③陽だまりの彼女/越谷オサム ほのぼの恋愛系、猫が好きな子にオススメしたい。誰かを好きになることってこんなに大きなことなんだって思った。ラストは涙します。

④キケン/有川浩 理系男子は面白いかも…?!電気工科大の”キケン”では日常的に起きるしょうもないけど盛り上がって楽しくて仕方ないんだろうなって伝わってくる。とにかく楽しい。

⑤君の膵臓を食べたい/住野よる 浜辺美波さん主演で映画化しているクラスでも目立たない”僕”と病気を抱えた”桜良”のラブストーリー。”君の膵臓を食べたい”ってセリフが出てきた時、こういう意味か!!ってなるはず。

⑥桐島、部活辞めるってよ/朝井リョウ 映画とだいぶ内容が異なるので読んでみる価値あり(私は小説の方が好き)。”桐島”というみんなの人気者が突然部活を辞めた。という事実に対して色んな人からの視点で話が広がっていく。

中3向け

⑦プラチナデータ/東野圭吾 サスペンス、嵐・ニノの実写化済み DNAから犯人を高精度で割り出せるようになったシステムを作った神楽。だが犯人として自分が浮上してしまう。ドキドキしながら読み進めたい一冊。

⑧夜のピクニック/恩田陸 高校生活の大イベント、80キロを夜中中歩く歩行祭のお話。ザ・青春!ただし、文体には好き嫌い分かれるかも?

⑨告白/湊かなえ ミステリー小説として大好きな作品。とにかくシリアスだし、怖いところもあるけれど面白い!「このクラスの生徒に私の娘は殺された」から始まる。本当なのか…??

⑩風が強く吹いている/三浦しをん 陸上部におすすめ!目指せ!箱根駅伝!の青春物。10人がそれぞれ個性的でチーム競技としてなかなか捉えられない陸上の青春が伝わってくる。

⑪1Q84/村上春樹 根気強い人じゃないとしんどいかも。めっちゃ長いし、独特の村上春樹節が炸裂。読書が好きな人はぜひチャレンジしてみてほしい。

⑫コンビニ人間/村田沙耶 毎日コンビニで働く社会不適合者の主人公。彼女はコンビニで働いている時だけは世界の歯車になれる。とにかく不思議な感じ。

 

中村先生

①「武士道シックスティーン」 誉田哲也 部活動とか、何かに打ち込んでいる人に読んで欲しい本。

②「星のかけら」 重松清 短めで読みやすい。

③「図書館戦争」 有川浩 映画化もしているので手に取りやすそう。

④「食堂かたつむり」 小川糸 ほのぼの系なので中学生にはつまらないかな? 私は好きです。

 

辻井百花先生

①「TSUGUMI」 吉本ばなな 主人公がとにかく魅力的。映画を見ているかのように映像が浮かんでくる。

②「博士の愛した数式」 小川洋子 数学嫌いの私が、数学って面白そうって思った本。ただし、読んでも数学ができるようになるわけではない。

③「坂の上の雲」 司馬遼太郎 かなり頑張らないと読めない。歴史好きまたはガンダムとかが好きな生徒なら読めるかと。中学・高校にかけてじっくり読んだ。

④「あさきゆめみし(源氏物語)」 大和和紀 漫画ですが・・・、すごく勉強になる。活字が苦手な生徒におすすめ。漫画だけど、勉強になる。中学、高校で2回読んだ。いつ読んでも面白い。

⑤「ロミオとロミオは永遠に」 恩田陸 SFなのか、なんなのか?ジャンルを決められないとにかく独特な世界観。高校の同級生が「中学時代に読んだ本で1番面白かった」と勧めてくれた。ゲテモノのような中毒性がある本。

⑥「ナルニア国物語」 C・Sルイス 小学生の時に読んだ。定番のファンタジー。

⑦「夢を叶えるゾウ」 水野敬也 読むとやる気が出る。受験生が読んだらいい気がする。

⑧「1リットルの涙」 万城目学 泣き疲れる。

⑨「鹿男あをによし」 木藤アヤ 歴史的要素もあっていい。陰暦の月の名前や弥生時代の歴史は、この本で気になって調べて覚えた。

⑩「陽だまりの彼女」 西島大介 あったかくてかわいい感じ。

⑪「アンネの日記」 アンネ・フランク みんなご存知アンネの日記。でもなんだかんだ読まない人が多い気がする。

⑫「天璋院篤姫」 宮尾登美子 大河ドラマと合わせて、歴史にどハマリしたキッカケ。読むと、人生頑張ろうと思う。

⑬「地獄変」 芥川龍之介 「あぁ、芥川龍之介って、天才なんだ」って思ったことをよく覚えている。この手の「文豪」ものは「難しそう」と中学生に敬遠されがちだけど、これはそのイメージを壊せると思う。

 

村上先生

①「ホームレス中学生」 田村裕 誰でも読める!実話。毎日布団で寝られて、ご飯が食べられるという当たり前の生活を送れることがいかに幸せなことか教えてくれます。

②「一切なりゆき」 樹木希林 斬新な考え方をする人へ!世の中の普通とか当たり前という考えを取っ払ってくれる本

③「猫語の教科書」 ポールギャリコ 猫好きには絶対読んで欲しい!飼い主をうまく利用するために猫が行うべき行動を猫目線で書いてあります。可愛い顔して猫たち、考え方が汚い。

④「レンタルチルドレン」 山田悠介 リアル鬼ごっことか、山田悠介のホラーミステリー系は全部怖くて面白い。超おすすめ!読書嫌いな私でもはまた。しかし、夜眠れなくなる。

⑤「何様」 あさいりょう 本を1冊読むのに抵抗がある人へ!何者のアナザーストーリーと言われているが、何者を知らなくても平気。短編小説だから読みやすい。

⑥「僕は明日、昨日の君とデートする」 七月隆史 大学受験のとき廃れすぎたため、心を潤したいと思って読んだ本。

⑦「犬と私の10の約束」 川口晴 犬を飼っている人は絶対読むべき!もはや義務!小説も何度も読んで映画も何度も見てるが毎回泣きすぎて息ができなくなる。

⑧「ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと」 鎌田洋 ディズニーが嫌いな中学生はいない!ディズニーすごってなります。

 

浅見先生

①「西の魔女が死んだ」梨木香歩 本嫌いの私が唯一、1日で読みきれるくらい読みやすかったです。

②「裏庭」 梨木香歩 「西の魔女が死んだ」を読んで同じ作者さんの本が気になって読みました。ファンタジーな感じが私は好きです。

③「ゾウの時間ネズミの時間」 本川達雄 高校の推薦図書でした。ちょっと難しいところもあった気がしますが、生物に興味を持てるような内容だと思いました。

④「元素生活」 寄藤文平 元素の性質が面白おかしく絵と一緒に描かれていて飽きないです。文字を読むという感じではないですが、身の回りの物質などから学べるので化学を身近に感じられると思います。

⑤「面白くて眠れなくなる人体」 坂井建雄 実は途中までしか読んでいないのですが、最初の方は本当に眠くならないくらい面白かったです。他にも数学や物理、化学もあるみたいなので理科を好きになるきっかけにもなるかなと思います。

⑥「ラダーシリース(ladder series)」レベル別に物語などが読めます。私はこのシリーズをいくつか読んで英語に触れやすくなったかなと思います。出てくる単語はすべて後ろのワードリストにあるので読み進めやすいです。

 

中山先生

①「岳物語」 椎名誠 父親から見た小学生の息子の日常が素直な言葉で描かれている。本嫌いだった自分も読み続けられた数少ない1冊。

②「16歳の教科書 なぜ学び、なにを学ぶのか」 (ドラゴン桜公式副読本)講談社 勉強の面白さを気づかせてくれる。勉強へのモチベーション↑↑

 

大澤先生

①「悪の教典」 貴志祐介 伊藤英明主演で映画化もされたサイコホラー。主人公である担任が自らの生徒をばったばったと・・・。設定はよくありがちなんだけど、主人公のカリスマ性がすさまじく、とても魅力的。

②「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午 恋愛小説を読んでみたくて、題名がおしゃれだから読んでみた本。終盤で「えっ、まじか!」ってなって、もう一回はじめから読み直してしまった。

③「読むだけでスッキリわかる日本史」 後藤武士 小6の時に買った本だけど、この本で歴史が好きになったし、とても得意になった。縄文から現代まで日本史の流れが物語のようにまとまっているのですっきりと頭に入ってくる。僕の日本史の成績はこれのおかげでずっと5でした。

④「かわいい」論 四方田犬彦 「かわいい」とは何なのかいろいろな要素から分析している本。高校の課題図書で読んだ本だけど、身近なものがテーマになっているから分かりやすかった。

 

磯村先生

①「猫とともに去りぬ」 ジャンニロダーリ 児童文学、不思議なお話がつまった短編集です。私が紹介する本の中で一番読みやすいと思います。

②「モモ」 ミヒャエルエンデ 児童文学、時間泥棒のお話です。比較的読みやすいと思いますが奥が深いです。

③「死神の精度」 伊坂幸太郎 題名通り、外見は人間の死神がでてくる短編集です。

④「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎 特殊能力を持った銀行強盗のお話です。

⑤「MOMENT」 本多孝好 主人公が病院の末期患者の願いを叶えていくお話です。本を読み慣れている人におすすめです。

 

日野先生

①「チーズはどこへ消えた」スペンサー・ジョンソン ネズミがチーズを求めて迷路を進んでいく物語。ここでいう「チーズ」は家族、健康、財産など、「迷路」は学校、家庭などの象徴。自分の人生は自分で切り開いていくものだと考えさせられた。

②「迷路の外には何がある?」 スペンサー・ジョンソン 「チーズはどこへ消えた」の続編。これらの2冊は薄いし読みやすいと思うのでおすすめ。

③「超一流の雑談力」 安田正 面白い人間になりたいと思って読んでみたら、思いのほか衝撃を受けた本。コミュニケーションの取り方について詳しく書いてあり、日常にすぐ落とし込んでいける。

④「ほめ方の教科書」 中村早岐子 人を褒める方法が身に付く本。部長や学級委員など、人の上に立つ役職を務めることが多い人におすすめ。

⑤「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介 ミステリー小説。私の人生で初めて2周した本。結末に驚きます。

⑥「へいわとせんそう」 文:たにかわしゅんたろう 絵:Noritake この作品だけ絵本になります。5分もかからず読み終えられるので、ぜひ手に取って欲しいです。短い文とモノクロを基調とした絵で、平和と戦争の違いについて書いてあります。私は表紙の絵に惹かれて、本屋で立ち読みしたところ号泣してしまいました。

 

酒井先生

小学生から中3まで幅広く読めるものを選んでみました。

「14歳からの哲学」 池田晶子 「オレってなんで生きているんだろ」と思ったら読んでみるといい。「友情」、「家族」、「自分」、「理想と現実」答えのないいろいろな問いについて考えさせてくれる。深く、深く考える力を身につける訓練になる。

「ボッコちゃん」 星新一 小学生の時のめりこんだSF作家。表題作は女性アンドロイド「ボッコちゃん」に対する絶望的な恋を描いた短編。短編集なので読みやすいが、昭和の時代に描いた近未来がまさに現在を予言しているかのよう。新しい家電製品が発売されるたびに「ああ星新一の中にあったな」と思い出してしまう。

「蜘蛛の糸・杜子春」 芥川龍之介 小学生の頃読んだ時は訳が分からなかった。無理やり読まされた「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」「杜子春」どれも「?」だったが後々大きな存在になる。小中学生のうちにふれておくべき良質な文章の代表。忙しい大人になってしまうともう味わえないかも。

「山椒魚」 井伏鱒二 短編集。表題作は数分で読み終わるが、中学生の頃読んだ時の衝撃は忘れられない。「何たる失策であることか!」「ああ寒いほど独りぼっちだ!」「もう駄目なようだ」セリフの一つ一つに味がある。いろいろ考えさせられる。作者自身によって何度も改定が加えられたが、特に結末の削除問題は波紋を呼んだ。

「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 幼いころに読んでいて損はない。絵本でも何でもよいので「風の又三郎」、「よだかの星」「雨ニモマケズ」と続けて読めば間違いなく世界が広がる。

「シャーロックホームズの冒険」 コナン・ドイル 小学生の頃影響されて「少年探偵団」を作った。高校生でさらに影響されて辞書を片手に英語の原書にチャレンジした。大学生であこがれの地ロンドンのベーカーストリートを訪れた。大人になった今でもシャーロックと名の付く映画やドラマはつい見てしまう。

「遠回りする雛」 米澤穂信 短編推理小説。日常の身近な謎解きが絶妙。同シリーズの「氷菓」が有名。高校が舞台なので中学生でも読みやすい。映画でもアニメでもなく断然小説がいい。この小説を面白いと感じたら恐らくこの作家の作品はすべて虜になるはず。一昨年このシリーズの最新作が都立国立高校で出題された。

「鏡の孤城」 辻村深月 最近の本から。学校に行けない7人の中学生が鏡の中の城に招待されるミステリーファンタジー。2018年本屋大賞受賞作。ハリーポッターのような長い小説が読めるなら普通に読める。そして大人はたいてい泣く。

 

海野先生

「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド)
文明はなぜ東西方向には伝達しやすく、南北方向には伝達しにくいのかといった様々な謎への明快な解説がここにある。今年の正月特訓の英語長文で関連した内容が出題されているので、この本を持ち出そうとしたら、これを読んでいた生徒がいて、驚きと感動。代わりに説明してもらいました。
「三四郎」(夏目漱石)
冒頭が「エヴァンゲリオン」の冒頭と似ていたり(逆)、途中で資生堂の新発売の香水を、登場人物に宣伝させたりと、本筋以外の部分も楽しい青春小説。「あのシーンはどこにつながる話だったんだ?」という部分が多々見られ、つまり現代の小説家の書くような作りこまれた小説とは違って、伏線の回収に失敗したりしているのも逆に新鮮。東大にある池(三四郎池)を主人公が眺めるときに池に映るもの。この描写が、漱石の意識の原点にある気がすると、教わっていた教授が退官時に話していたのが忘れられない。
「科学は未来をひらく」中学生からの大学講義3 ちくまプリマー新書
塾講師として一冊。今年度の私の中3国語クラス受講者には、課題図書として無理やり読んでもらいました。結果ですが、この本で文章を書いている福岡伸一の著書「動的平衡3」が、今回の都立入試国語共通問題で出題されました。「動的平衡」についてはこの新書で詳しくわかりやすく説明されているので、一読の価値があります。

 

佐藤先生

最近はあまり本を読まないので、だいぶ前の本になりますが…

小説「チョコレート工場の秘密」(ロアルド・ダール)

世界一有名な謎のチョコレート工場に5人の子供が招待され、不思議な工場見学をする物語です。映画 チャーリーとチョコレート工場の原作です。児童文学なので、原作も比較的簡単な英語で書かれています。映画を見ていれば中学校3年間で学ぶ英語でストーリーを追えると思います。英語の本に挑戦してみたい人は英語版を読んでみてもよいかもしれません。

小説「シャーロック・ホームズ シリーズ」(アーサー・コナン・ドイル)

名探偵シャーロック・ホームズが並外れた観察力と洞察力で難事件を解決していく物語です。漫画「名探偵コナン」がパロディにした作品でもあり、作者のアーサー・コナン・ドイルは江戸川コナンの名前の由来でもあります。何冊も出版されていますが、必ずしも最初から読む必要はありません。まずは短編「シャーロック・ホームズ まだらの紐」あたりが読みやすいでしょう。

新書「生物と無生物の間」(福岡伸一)

生物学に関わる研究者や彼らの発見について書かれた本です。自分がこの本と出会ったのは、とある高校の入学試験の最中でした。国語の長文にこの本の一部の、『ウィルスは自分で増殖することができない。ではウィルスは生物なのか生物でないのか。』という内容の章が長文として出題されました。試験中でありながら読み入ってしまい、問題に回答する時間が無くなってしまったことをよく覚えています(無事に合格しました)。この本を読んで、『菌』と『ウィルス』が全く違うものであることなどを知りました。タイムリーな内容でもあるので、読んでみてはいかがでしょうか。

 

恒見先生

「昆虫探偵」(鳥飼否宇)この本は、まったく下知識なしで衝動買いしました。「昆虫」も「探偵」も好きなので。読む前は、昆虫に詳しい探偵が活躍する話だと思っていたのですが、違いました。昆虫が探偵をやるんです。昆虫世界で起こる事件にクマバチの探偵とゴキブリの助手が挑む短編集であり、それぞれが、国内名作ミステリーのパロディになっています。昆虫が好きでミステリー好き、さらに、パロディ物が好きな人にはお勧めの1冊です。

「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」(島田荘司)渡英中の夏目漱石がロンドンで事件に巻き込まれて、ベイカー街のホームズの部屋をたずねて…。物語は、漱石による手記とワトソンによる冒険譚とで交互に進んでいきます。そのギャップが面白い!なんたって作中のホームズは奇人変人!島田荘司作品ではおなじみの名探偵御手洗潔もびっくりです。明治時代の日本人の視点でロンドンが、それとは反対に、英国紳士ワトソンの視点で見る神秘の国ニホンから来た留学生が、非常に巧みに描き分けられていて、100年前のロンドンのベイカー街にタイムスリップできました。

「燃えよ剣 上巻」(司馬遼太郎)下巻は、敗戦と別離の話がメインなので、上巻の方が好きです。武州多摩での喧嘩、新選組結成、芹沢一派粛清など、バラガキの歳が、新選組の鬼の副長土方歳三へと成長していく様は、読んでいて爽快感を覚えます。また、冷酷な副長としての姿とは対照的に、意外とかわいらしい一面も描かれています。その一面を沖田にはからかわれっぱなしです。あまり読書をしていなかった高校時代に読んだ思い出の1冊です。

他の先生たちも挙げていますが、東野圭吾はたくさん読みました。直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」に代表される福山雅治主演でドラマ化もされた有名な探偵ガリレオシリーズ、こちらも映像化作品である阿部博主演の「新参者」などの加賀恭一郎シリーズが王道だと思いますが、個人的には「名探偵の掟」と「名探偵の呪縛」が面白かったです。この2作品はマニアックなので万人受けしないと思いますが。

「スリーピング・マーダー・ケース」(アガサ・クリスティ)ニュージーランドからイングランドに移り住み、新居を購入した若い夫婦。その妻は住み始めた家に違和感を覚える。その家で、過去に殺人があったという曖昧な記憶のせいだ。次第に、それは夢想の中のものではなく、真実であるという事実が、徐々に浮き彫りになっていって・・・。クリスティの、ポワロと並ぶ名シリーズ、ミス・マープルの最後の事件。古典の良さの集大成。安心して読める教科書的なミステリィであり、終盤で徐々にペースを上げていく感じが好ましい。

 

矢嶋先生

養老孟司「バカの壁」は唯一ちゃんと読んだ本です。人の事を理解することの難しさや、人間はみんな馬鹿なんだな、という事を学びました

 

金子先生

私ほんとに本読むのが好きじゃなくて、そんな私でも読む気になった本、最後まで読み切れた本で、中学生におすすめするなら 「星の王子さま」難しい言葉は使われてないけど王子さまと薔薇の関係性を考えたり、他の星の人達の言ってることについて深く考えたり、自分なりに解釈するのが楽しい本だった気がします。

「君の膵臓をたべたい」筆者の住野よるさんは元々ラノベ系の作品を書いて賞に応募していただけあって、この本もラノベっぽくて読みやすかったです。映画化されてるくらいだから内容もつまらなくないと思います。 「モモ」(ミヒャエル・エンデ)大人になる前の人生のどこかで1度は読んだ方が、人生の時間の使い方とか捉え方とかが深くなる気がします。

あとは、星新一のショートショートとかは短くて長い物語に飽きた時の合間に読んだり、「リアル鬼ごっこ」、「着信アリ」(秋元康)などのホラーは先が気になるのでどんどん読めました。

 

遠藤先生

あまり本を読まないので参考にならないと思いますが、中学生のときは山田悠介の本を読んでました。ホラー系が多いですが、「キリン」は感動系で良かったです。高校生のときは伊坂幸太郎の「砂漠」、東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などを読みました。

 

倉岡先生

「旅のラゴス」(筒井康隆)相当おすすめですが、良くも悪くも短調なので、文が読める人じゃないときついかもしれないです。 「掏摸」(中村文則)高校時代に読みましたが、シンプルに面白かったです。わかりやすいので誰でも楽しめそうです。 個人的には、少し難しいかもしれませんが、高校で勉強する夏目漱石の「こころ」や森鴎外「舞姫」を読んだ方がいいのかなとも思います。自分は付属だったので全部授業で読みましたが、学校によっては教科書にある一部抜粋しか扱わないという話を何処かで聞いたので、、、かなりもったいないなと、、 あと塾の7番教室の本棚にある本をたまーにちょっとずつ読んでます相当面白かったです。

1.2年生向けであれば以下の3冊。 夏の庭 (湯本香樹実)スラスラと読める文章で、じっくり読ませる内容。本が苦手でも楽に読める。 小さきものへ (重松清)短編集で読みやすい。家族がテーマで重松清節が全開。思春期にこの本を読むことに意味があると思う。 アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス)上2つに比べると少し重いかもしれない。大人になっても考えさせられる内容。

 

江崎先生

有川浩さん(全体的に外れなし)の図書館戦争シリーズ、旅猫リポート、「レインツリーの国」(←これイチオシです) 宗田理さんの僕らの7日間戦争シリーズ(男子が好きそう) 荻原規子さんのRDG(これ以外は本読む人じゃないときつそうです はやみねかおるさんの街のトムソーヤ

 

向井先生

数学ガールシリーズおもしろいです。

 

伊藤先生

中江兆民「TN君の伝記」 中勘助「銀の匙」 芥川龍之介「鼻」

芥川龍之介「地獄変」真の芸術の完成がためにそそぐ、余りに純粋で狂気的な情熱が描かれています。

 

岩屋先生

東野圭吾の「分身」

 

植村先生

あさのあつこ「No.6」シリーズ ハマりすぎて歩きながら読んでいました 夏目漱石「こころ」

難しいかもしれませんが、中学生のうちに読んでおくとよかったなと思ったので 赤川次郎「殺人よこんにちは」「三毛猫ホームズ」シリーズ どちらも引き込まれる面白さです L.M.モンゴメリー「赤毛のアン」 女の子なら一度は読んでおくべきだと!

 

井口先生

有川浩の作品は全部おすすめですが、「塩の街」が特に。

 

甲藤先生

江國香織の短編集

馬場裕平「受験はゲーム」

「Beauty and Beast」美女と野獣の原作。中3なら読めます。

 

渡辺先生

個人的な好みもあります。読みたいものを読みたいときに読むのが一番とは思いますが。 「風が強く吹いている」(三浦しをん)青春です 「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)躍動感がいい 「レベル7」(宮部みゆき)怖い 「図書館戦争」シリーズ(有川浩)おそらく女子の中で一定の支持がある 「獣の奏者」シリーズ(上橋菜穂子)誰が読んでもいい、ファンタジーです 「火の鳥」シリーズ(手塚治虫)漫画ですが、哲学的です

 

K・R先生

読みやすいものとしては 『砂漠』『P.K』『火星に住むつもりかい?』(伊坂幸太郎)

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾)

それ以外だと 『金閣寺』『仮面の告白』(三島由紀夫)

『静物』(庄野潤三)

『われらの時代』(大江健三郎)

この辺は、最近読みました。中学生のときに面白いと思えたかというと自信はありません。あと映画ですが『ゴジラ』(1954)と『シン・ゴジラ』を両方見るのは結構面白いと思います。特に『ゴジラ』(1954)今見ても新しいのでとてもおすすめです。

 

葦澤先生

「凍りのくじら」(辻村深月)あまりそれっぽくなく女子も読みやすいだろうSFです

 

吉岡先生

「凍りのくじら」はいいね。

「竜馬がゆく」はめっちゃはまりました。これも男の子向けかな、、 「ナルニア国」「数の悪魔」

 

吉村先生

僕は普段全然本読まないですけどリアル鬼ごっこの作者の山田悠介の本を一時期たくさん読んでました。本が苦手な人でもわかりやすいんじゃないかなと思います!

 

植村先生

「ハリーポッター」シリーズ 中学生にとてもおすすめです。 「HOLES」(ルイス・サッカー) 高校の時に課題で読まされたものでしたが、面白かったです。 「卒業」「眠りの森」「悪意」「どちらかが彼女を殺した」など「加賀恭一郎シリーズ」(東野圭吾) 大学生の時に読んでいました。面白いですが少し難しいかもしれません。

 

池田先生

「動的平衡2」福岡伸一、「氷点」「塩狩峠」三浦綾子、「蟹工船」小林多喜二、「博士の愛した数式」小川洋子

 

斉藤先生

江國香織「つめたいよるに」勉強にはなりませんけど…… 過去に「デューク」がセンター試験に出たことあります

 

近藤先生

「思考の整理学」、「銃・病原菌・鉄」、「ボッコちゃん」、「星を継ぐもの」。少しハードです。

「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」 (講談社+α新書)

 

K・A先生

「蜜蜂と遠雷」(恩田陸) 「十二国記」(小野不由美) 「狐笛のかなた」(上橋菜穂子)「神秘の島」(ジュールヴェルヌ) 「穴」(ルイス・サッカー) 「勾玉シリーズ」(荻原規子)家の本棚で目についた僕の好きな本です。どの本も中学生ぐらいで読みました。

 

杉野先生

男女問いませんが、「一瞬の風になれ」おすすめです。あと図書館戦争は私も中学生におすすめできるかなと思います。わったーと趣味被りまくりですが、伊坂幸太郎は他も全部面白いですよ!他には、宮部みゆきとかもよいのではないでしょうか?「火車」は衝撃的で面白いです。ちょっと若いかもですが、定番で「ブレイブストーリー」とかも…小難しくても大丈夫な子にはミヒャエル・エンデの「モモ」も良いと思います。

 

内田先生

「ハムレット」シェイクスピア

「永遠の0」百田尚樹

 

保坂先生

「シンプルな勉強法」(河野玄斗)勉強の嫌いな生徒、モチベーションが保てない生徒に読んでほしいです。

「思考の整理学」(外山 滋比古)

「博士の愛した数式」(小川洋子)恒見先生に薦められて読んだ本です。

「数学ガールの秘密ノート 式とグラフ」(結城浩)

「マスカレードシリーズ」(東野圭吾)