八王子の先生のおすすめ本

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八王子の先生のおすすめ本


斉藤先生
中1
①『5分後に意外な結末』シリーズ
 本が苦手な子にオススメ。とにかくたくさん短編が詰まっていて1つ1つのお話も面白いので飽きないと思います。
②『気まぐれロボット』 星新一
 ジャンルはSFで、私が読んだ頃よりももっとこの世界に近づいている今ならより楽しい!5p程度の話なのでハードルは低めです。
③『西の魔女が死んだ』 梨木香歩
 不登校になってしま った少女がおばあちゃんと一緒に過ごした”魔女修行”で見つける大事なこと。みんなはどう受け取るでしょう。
④『博士の愛した数式』 小川洋子
 80分しか記憶の持たない数学の研究者である「博士」とお手伝いさん、その息子の「ルート」が過ごす日々。やや長めです。
⑤『空色勾玉』 萩原規子
 日本神話がモチーフのファンタジー小説。
 冒険、恋愛、色んな要素が入っているので言葉が難しいけどハマったら楽しい!ちなみにシリーズものです。
中2
⑥『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』 三上延
 大正文学が面白くなる。私はこれを読んでから夏目漱石とか太宰治に対しての苦手意識が薄れた。古書の内容にも触れられる物語です。
⑦『ぼくらの七日間戦争』 宗田理
 厨二心くすぐる。とにかくワクワク感がたまらない!って人にオススメしたい。私はこれがきっかけで読者にのめり込んだ過去があります。
③『陽だまりの彼女』越谷オサム
 ほのぼの恋愛系、猫が好きな子にオススメしたい。誰かを好きになることってこんなに大きなことなんだって思った。ラストは涙します。
④『キケン』 有川浩
 理系男子は面白いかも…?!電気工科大の”キケン”では日常的に起きるしょうもないけど盛り上がって楽しくて仕方ないんだろうなって伝わってくる。とにかく楽しい。
⑤『君の膵臓を食べたい』 住野よる
 浜辺美波さん主演で映画化している。
 クラスでも目立たない”僕”と病気を抱えた”桜良”のラブストーリー。”君の膵臓を食べたい”ってセリフが出てきた時、こういう意味か!!ってなるはず。
⑥『桐島、部活辞めるってよ』朝井リョウ
 映画とだいぶ内容が異なるので読んでみる価値あり(私は小説の方が好き)。”桐島”というみんなの人気者が突然部活を辞めた。という事実に対して色んな人からの視点で話が広がっていく。

中3
⑦『プラチナデータ』東野圭吾
 サスペンス、嵐・ニノの実写化済み
 DNAから犯人を高精度で割り出せるようになったシステムを作った神楽。だが犯人として自分が浮上してしまう。ドキドキしながら読み進めたい一冊。
⑧『夜のピクニック』恩田陸
 高校生活の大イベント、80キロを夜中中歩く歩行祭のお話。ザ・青春!ただし、文体には好き嫌い分かれるかも?
⑨『告白』湊かなえ
 ミステリー小説として大好きな作品。とにかくシリアスだし、怖いところもあるけれど面白い!「このクラスの生徒に私の娘は殺された」から始まる。本当なのか…??
⑩『風が強く吹いている』 三浦しをん
 陸上部におすすめ!目指せ!箱根駅伝!の青春物。10人がそれぞれ個性的でチーム競技としてなかなか捉えられない陸上の青春が伝わってくる。
⑪『1Q84』 村上春樹
 根気強い人じゃないとしんどいかも。めっちゃ長いし、独特の村上春樹節が炸裂。読書が好きな人はぜひチャレンジしてみてほしい。
⑫『コンビニ人間』 村田沙耶
 毎日コンビニで働く社会不適合者の主人公。彼女はコンビニで働いている時だけは世界の歯車になれる。とにかく不思議な感じ。

 


中村先生
①『武士道シックスティーン』 誉田哲也
 部活動とか、何かに打ち込んでいる人に読んで欲しい本。
②『星のかけら』 重松清
 短めで読みやすい。
③『図書館戦争』 有川浩
 映画化もしているので手に取りやすそう。
④『食堂かたつむり』 小川糸
 ほのぼの系なので中学生にはつまらないかな?
 私は好きです。

 


辻井百花先生
①『TSUGUMI』 吉本ばなな
 主人公がとにかく魅力的。映画を見ているかのように映像が浮かんでくる。
②『博士の愛した数式』 小川洋子
 数学嫌いの私が、数学って面白そうって思った本。
 ただし、読んでも数学ができるようになるわけではない。
③『坂の上の雲』 司馬遼太郎
 かなり頑張らないと読めない。歴史好きまたはガンダムとかが好きな生徒なら読めるかと。
 中学・高校にかけてじっくり読んだ。
④『あさきゆめみし(源氏物語)』 大和和紀
  漫画ですが・・・、すごく勉強になる。活字が苦手な生徒におすすめ。
  漫画だけど、勉強になる。中学、高校で2回読んだ。いつ読んでも面白い。
⑤『ロミオとロミオは永遠に』 恩田陸
  SFなのか、なんなのか?ジャンルを決められないとにかく独特な世界観。
  高校の同級生が「中学時代に読んだ本で1番面白かった」と勧めてくれた。
ゲテモノのような中毒性がある本。
⑥『ナルニア国物語』 C・Sルイス
  小学生の時に読んだ。定番のファンタジー。
⑦『夢を叶えるゾウ』 水野敬也
  読むとやる気が出る。受験生が読んだらいい気がする。
⑧『1リットルの涙』 万城目学
  泣き疲れる。
⑨『鹿男あをによし』 木藤アヤ
  歴史的要素もあっていい。陰暦の月の名前や弥生時代の歴史は、この本で気になって調べて覚えた。
⑩『陽だまりの彼女』 西島大介
  あったかくてかわいい感じ。
⑪『アンネの日記』 アンネ・フランク
  みんなご存知アンネの日記。でもなんだかんだ読まない人が多い気がする。
⑫『天璋院篤姫』 宮尾登美子
  大河ドラマと合わせて、歴史にどハマリしたキッカケ。読むと、人生頑張ろうと思う。
⑬『地獄変』 芥川龍之介
  「あぁ、芥川龍之介って、天才なんだ」って思ったことをよく覚えている。この手の「文豪」ものは「難しそう」と中学生に敬遠されがちだけど、これはそのイメージを壊せると思う。

 

 
村上先生
①『ホームレス中学生』 田村裕
 誰でも読める!実話。
 毎日布団で寝られて、ご飯が食べられるという当たり前の生活を送れることがいかに幸せなことか教えてくれます。
②『一切なりゆき』 樹木希林
 斬新な考え方をする人へ!
 世の中の普通とか当たり前という考えを取っ払ってくれる本
③『猫語の教科書』 ポールギャリコ
 猫好きには絶対読んで欲しい!
 飼い主をうまく利用するために猫が行うべき行動を猫目線で書いてあります。
 可愛い顔して猫たち、考え方が汚い。
④『レンタルチルドレン』 山田悠介
 リアル鬼ごっことか、山田悠介のホラーミステリー系は全部怖くて面白い。
 超おすすめ!読書嫌いな私でもはまった。しかし、夜眠れなくなる。
⑤『何様』 あさいりょう
 本を1冊読むのに抵抗がある人へ!
 何者のアナザーストーリーと言われているが、何者を知らなくても平気。
 短編小説だから読みやすい。
⑥『僕は明日、昨日の君とデートする』 七月隆史
 大学受験のとき廃れすぎたため、心を潤したいと思って読んだ本。
⑦『犬と私の10の約束』 川口晴
 犬を飼っている人は絶対読むべき!もはや義務!
 小説も何度も読んで映画も何度も見てるが毎回泣きすぎて息ができなくなる。
⑧『ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと』 鎌田洋
 ディズニーが嫌いな小中学生はいない!ディズニーすごってなります。

 

 
浅見先生
①『西の魔女が死んだ』 梨木香歩
 本嫌いの私が唯一、1日で読みきれるくらい読みやすかったです。
②『裏庭』 梨木香歩
 「西の魔女が死んだ」を読んで同じ作者さんの本が気になって読みました。
 ファンタジーな感じが私は好きです。
③『ゾウの時間ネズミの時間』 本川達雄
 高校の推薦図書でした。
 ちょっと難しいところもあった気がしますが、生物に興味を持てるような内容だと思いました。
④『元素生活』 寄藤文平
 元素の性質が面白おかしく絵と一緒に描かれていて飽きないです。
 文字を読むという感じではないですが、身の回りの物質などから学べるので化学を身近に感じられると思います。
⑤『面白くて眠れなくなる人体』 坂井建雄
 実は途中までしか読んでいないのですが、最初の方は本当に眠くならないくらい面白かったです。
 他にも数学や物理、化学もあるみたいなので理科を好きになるきっかけにもなるかなと思います。
⑥『ラダーシリース(ladder series)』
 レベル別に物語などが読めます。私はこのシリーズをいくつか読んで英語に触れやすくなったかなと思います。
 出てくる単語はすべて後ろのワードリストにあるので読み進めやすいです。

 


中山先生
①『岳物語』 椎名誠
 父親から見た小学生の息子の日常が素直な言葉で描かれている。
 本嫌いだった自分も読み続けられた数少ない1冊。
②『16歳の教科書 なぜ学び、なにを学ぶのか』 (ドラゴン桜公式副読本)講談社
 勉強の面白さを気づかせてくれる。勉強へのモチベーション↑↑

 


大澤先生
①『悪の教典』 貴志祐介
 伊藤英明主演で映画化もされたサイコホラー。
主人公である担任が自らの生徒をばったばったと・・・。
設定はよくありがちなんだけど、主人公のカリスマ性がすさまじく、とても魅力的。
②『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午
 恋愛小説を読んでみたくて、題名がおしゃれだから読んでみた本。
 終盤で「えっ、まじか!」ってなって、もう一回はじめから読み直してしまった。
③『読むだけでスッキリわかる日本史』 後藤武士
 小6の時に買った本だけど、この本で歴史が好きになったし、とても得意になった。
 縄文から現代まで日本史の流れが物語のようにまとまっているのですっきりと頭に入ってくる。
 僕の日本史の成績はこれのおかげでずっと5でした。
④『「かわいい」論』 四方田犬彦
 「かわいい」とは何なのかいろいろな要素から分析している本。
 高校の課題図書で読んだ本だけど、身近なものがテーマになっているから分かりやすかった。

 

磯村先生
①『猫とともに去りぬ』 ジャンニロダーリ
 児童文学、不思議なお話がつまった短編集です。
 私が紹介する本の中で一番読みやすいと思います。
②『モモ』 ミヒャエルエンデ
 児童文学、時間泥棒のお話です。
 比較的読みやすいと思いますが奥が深いです。
③『死神の精度』 伊坂幸太郎
 題名通り、外見は人間の死神がでてくる短編集です。
④『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎
 特殊能力を持った銀行強盗のお話です。
⑤『MOMENT』 本多孝好
 主人公が病院の末期患者の願いを叶えていくお話です。
 本を読み慣れている人におすすめです。

 

日野先生
①『チーズはどこへ消えた』スペンサー・ジョンソン
 ネズミがチーズを求めて迷路を進んでいく物語。
 ここでいう「チーズ」は家族、健康、財産など、「迷路」は学校、家庭などの象徴。
 自分の人生は自分で切り開いていくものだと考えさせられた。
②『迷路の外には何がある?』 スペンサー・ジョンソン
 「チーズはどこへ消えた」の続編。
 これらの2冊は薄いし読みやすいと思うのでおすすめ。
③『超一流の雑談力』 安田正
 面白い人間になりたいと思って読んでみたら、思いのほか衝撃を受けた本。
 コミュニケーションの取り方について詳しく書いてあり、日常にすぐ落とし込んでいける。
④『ほめ方の教科書』 中村早岐子
 人を褒める方法が身に付く本。
 部長や学級委員など、人の上に立つ役職を務めることが多い人におすすめ。
⑤『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介
 ミステリー小説。
 私の人生で初めて2周した本。結末に驚きます。
⑥『へいわとせんそう』 文:たにかわしゅんたろう 絵:Noritake
 この作品だけ絵本になります。5分もかからず読み終えられるので、ぜひ手に取って欲しいです。
 短い文とモノクロを基調とした絵で、平和と戦争の違いについて書いてあります。
 私は表紙の絵に惹かれて、本屋で立ち読みしたところ号泣してしまいました。

 


酒井先生
小学生から中3まで幅広く読めるものを選んでみました。
『14歳からの哲学』 池田晶子
「オレってなんで生きているんだろ」と思ったら読んでみるといい。「友情」、「家族」、「自分」、「理想と現実」答えのないいろいろな問いについて考えさせてくれる。深く、深く考える力を身につける訓練になる。

『ボッコちゃん』 星新一
小学生の時のめりこんだSF作家。表題作は女性アンドロイド「ボッコちゃん」に対する絶望的な恋を描いた短編。短編集なので読みやすいが、昭和の時代に描いた近未来がまさに現在を予言しているかのよう。新しい家電製品が発売されるたびに「ああ星新一の中にあったな」と思い出してしまう。

『蜘蛛の糸・杜子春』 芥川龍之介
小学生の頃読んだ時は訳が分からなかった。無理やり読まされた「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」「杜子春」どれも「?」だったが後々大きな存在になる。小中学生のうちにふれておくべき良質な文章の代表。忙しい大人になってしまうともう味わえないかも。

『山椒魚』 井伏鱒二
短編集。表題作は数分で読み終わるが、中学生の頃読んだ時の衝撃は忘れられない。「何たる失策であることか!」「ああ寒いほど独りぼっちだ!」「もう駄目なようだ」セリフの一つ一つに味がある。いろいろ考えさせられる。作者自身によって何度も改定が加えられたが、特に結末の削除問題は波紋を呼んだ。

『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
幼いころに読んでいて損はない。絵本でも何でもよいので「風の又三郎」、「よだかの星」「雨ニモマケズ」と続けて読めば間違いなく世界が広がる。

『シャーロックホームズの冒険』 コナン・ドイル
小学生の頃影響されて「少年探偵団」を作った。高校生でさらに影響されて辞書を片手に英語の原書にチャレンジした。大学生であこがれの地ロンドンのベーカーストリートを訪れた。大人になった今でもシャーロックと名の付く映画やドラマはつい見てしまう。

『遠回りする雛』 米澤穂信
短編推理小説。日常の身近な謎解きが絶妙。同シリーズの「氷菓」が有名。高校が舞台なので中学生でも読みやすい。映画でもアニメでもなく断然小説がいい。この小説を面白いと感じたら恐らくこの作家の作品はすべて虜になるはず。一昨年このシリーズの最新作が都立国立高校で出題された。

『鏡の孤城』 辻村深月
最近の本から。学校に行けない7人の中学生が鏡の中の城に招待されるミステリーファンタジー。2018年本屋大賞受賞作。ハリーポッターのような長い小説が読めるなら普通に読める。そして大人はたいてい泣く